下沼はハクチョウだけでなく20種超のトリを視認 紅葉もギリで間に合う
菅生沼の上沼で予想外の美しい紅葉を堪能した翌週、今度は菅生沼の下沼へ行ってきた。

一週間前同じ菅生沼の上沼に行った際は、期待していたハクチョウの姿だけでなく他のトリもまったく見ることができず、急遽「紅葉狩り」に趣旨変更‥‥‥まぁ、それはそれでよかったのだが、今回はそのリベンジの「バードウォッチング」が第一の目的。
クルマを降りて歩き始めてすぐに、上空を何かがよぎったのでとっさにカメラを向けると‥‥‥

おぉ!!これはオオタカか!?‥‥‥いや、ハイタカかもしれない???

どんどん遠ざかって行ってしまったが、どっちにしても幸先のいいスタートだ。
橋を渡ってすぐの沼には、期待通りたくさんのハクチョウが浮かんでいた。

この一週間前、上沼には1羽もいなかったのに‥‥‥もうすっかり下沼が定住地になってしまったようだ。
ここに居るのはほとんどがコハクチョウだが、上沼にたくさん来ていたころには見られなかったオオハクチョウの姿も見られるようになってきている。

↑オオハクチョウ

↑これはコハクチョウ。大きさの違い以外では、嘴の黄色い部分の形の違いで見分けられる。
ハクチョウ以外の水鳥ではまずコガモの姿が。

翼鏡のメタリックグリーンが美しい。
沼に浮かぶ水鳥は発見が容易で撮影もしやすいが、反対側にある林の方で鳴き声がするので撮ってみると‥‥‥

↑まずはシジュウカラを発見。さらにトリの姿が見え隠れしていたので撮ってみると‥‥‥

↑光が当たらず分かりにくいが、上はカワラヒワでその下に居るのは‥‥‥

↑目つきがコワい「シメ」でした。しめしめ(笑)。
さらに北へ歩いて行くと、小さなトリの大群に出逢った。

↑せわしなく動き回るので撮影は困難を極めるが、やっと撮れたのはエナガでした。
さらに歩くと、上空に白くて大きなトリの姿。ハクチョウか?と思ったらダイサギだった。

ダイサギとチュウサギの見分けも難しいが、これはたぶんダイサギだと思う。

↑追いきれずピンボケになってしまったが、構図的には日本画のようでいい感じ。

↑このショットも水面の紋様がいい感じ。
そして、少し離れた場所に見えたこのトリたちは‥‥‥

↑「バン」が2羽と、その奥に居るのは「オオバン」。
下沼の北端辺りまで来ると、岸辺の紅葉がギリギリでまだ美しさを保っていた。

水面が鏡のようになって美しい光景が広がる。

引き返して駐車場に向かって歩く途中、水辺に何かオレンジ色の物体があるので撮ってみると‥‥‥

オレンジの物体はペットボトルだったが、その脇に佇む2羽のトリの姿が‥‥‥。この写真での同定は難しいが、おそらくイカルチドリであると見た。
その手前にも1羽のトリが写っているが‥‥‥

↑その正体はセグロセキレイでした。
そして、駐車場のすぐ近くで目の前に現れてくれたのは、人懐っこいこのトリ↓

ジョウビタキの♂です。
ジョウビタキって人間を恐れないっていうか、ある程度の距離まで近寄っても逃げないんですよね。

最後に、近くでポーズを決めて撮らせてくれました(^^♪。
というわけで約2時間の菅生沼(下沼)バードウォッチングで、撮影しなかったものも入れると20種以上のトリを見ることができたのでした。
それにしても今回は、菅生沼は野鳥観察に適した場所だということを再確認できた1日でした。
そしてこの私も、久しぶりに自然の中に身を委ね、トリの姿を追い求める時間を持つことができて、エネルギーをたっぷり補給することができました。



